元和6年(1620年)、正林寺(のち真教寺)は道恩という僧侶が建立したとされております。
真教寺について古く歌われた歌で、「ここは万灯の真教寺か、御所のお庭か、極楽か」と
庭園の美を讃えたもののようであり、昔より花の寺として知られています。
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当山は、香川県高松市国分寺町に立つ、400年の歴史を持つ附谷山眞教寺です。
親鸞聖人の教えをくむ、浄土真宗の一派である真宗興正派の眞教寺は、400年前にこの土地萬燈(万灯)に正林寺という名前で建立され、現在では第15代目の私釋諦剛(しゃくたいごう)がお預かりをさせていただいております。
昨今では仏教離れが進んでいると言われる一方で、世の中には様々な新興宗教・新宗教がはびこり、中には宗教が原因(理由)として紛争が絶えず、人々の幸福を願って誕生したはずの宗教が悲劇をもたらしています。宗教は人々の考え方や行動に深刻な影響を与えるだけに、様々な宗教やメソッドと言われるマニュアル的な情報が氾濫し、本来何が正しい教えなのか、何が真実なのかが判然とせず、迷いの多い世の中になっていると思われます。
考え方やライフスタイルの多様化が進む一方で、他人とのかかわりがあってはじめて自分が形成されるという考えでなく、自分さえが良ければ、という考え方が主流になってきているのかも知れません。
今までの生活で当然のようにあった、相互扶助の考え方が希薄になり、社縁・血縁・地縁といった「縁」が弱くなり、その結果として、人には言えない「悩み」「苦しみ」を個人で抱えるようになったように思えます。
そんな現代の我々にこそ、正しいものの見方(正見:しょうけん)や正しい考え方(正思惟:しょうしゆい)、が必要となってきていると思っております。
正しいとは、自分が考える正しさ、その時代の正しさ、他人の考える正しさや、マニュアル本に書いてあることではなく、いつの世にも普遍的な正しさ、どのように時代が変わっても、変わらないものの考え方です。
そのことは、仏教では智慧(ちえ)と言い、私たちのものの詳しさを表す知識ではなく、悩んだり、怒ったり、悔んだり、悲しんだり、苦しんだりしたときにも、救いの道を示してくれる、普遍的な考え方であります。
お釈迦様は、唯一生きながらにして、この知恵を仏様よりお預かりした生き仏様であったと言われております。
私たちは、一生涯、この智慧を授かることはできないかもしれません。
ただ、その智慧に触れることで、心にためてこびりついてしまった悩みや迷い、苦しみから少しでも正面に向き合い解決していくことは可能です。
その智慧こそが仏教であり、2500年以上続く仏教の教えを代々受け継ぐ、私たち寺院の役目でもあります。
その中で、私たち浄土真宗では、智慧を絶えず私たちにお授けいただく、仏様(阿弥陀如来)に感謝の気持ちで『南無阿弥陀仏(阿弥陀仏に全てお任せいたします)』と合掌し、礼拝し、声明(声に出して唱えること)をさせていただいているのです。
次の世代にも、この仏教の教えを相続し永劫まで仏教を通じ、人々の心を豊かにし幸せな社会になりますよう願ってやみません。合掌
- 仏事やご先祖様に関する不安や疑問を解消するため、僧籍や終活カウンセラーの資格を持つ有資格者の各ス タッフが、皆さまの立場に立って質問や相談に応じます。
- 参拝者の皆さまがいつお越しいただいても気持ちよくお過ごしいただけるよう、四季の花のあふれる寺院を目 指して管理します。
- 門信徒の方だけでなく、あらゆるご参拝の方の心の故郷として、スタッフ一同協力して対応いたします。
- 常に明るく、HP やイベントを通じ情報を発信し、地域に根差した開かれた寺院を目指します。
- 常に最新の情報を入手し、学ぶ気持ちを持って皆さまの規範となる寺院を目指します。
慶長年間(1596年から1615年までの期間)に道場として開基後、元和6年(1620年)、正林寺(のち真教寺)は道恩という僧侶が建立したとされております。真教寺について古く歌われた歌で、「ここは万灯の真教寺か、御所のお庭か、極楽か」と庭園の美を讃えたもののようであり、昔より花の寺として知られています。
- 開基―道恩
- 1代―諦然
- 3代―諦巌
- 4代―諦亮
- 5代―諦観
- 6代―諦誠
- 7代―諦吟
- 8代―諦念
- 9代―諦善(長男が奈良の明教寺に、次男が御厩専光寺建立)
- 10代―諦聴(真宗最高の学階「観学」師)
- 11代―諦薫(長崎に寺院建立、息子に演劇界で活躍した佐々木孝丸・千秋実両氏)
- 12代―諦導
- 13代―諦浄(1910~1996年)
- 14代―諦潤(先代住職 佐々木健治郎)(1944年~2011年)
- 15代―諦剛(現住職 佐々木剛)(2011年~)
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【1 年が仏さまと共に始まります】
仏さまの前で新しい年を迎える喜びとともに身を正す行事です。
一年の始まり、仏さまと共に念仏者の生き方を誓いましょう。
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【お釈迦さまの誕生日をお祝いします】
お釈迦さまは、今から2500 年ほど前、4 月8 日にお生まれになったと伝えられています。
私たちに大切な教えを伝えてくださったお釈迦さまの誕生の意味を通して人として生まれた意味を確かめ る行事です。
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【春のお彼岸の法要です】
春のお彼岸の時期には、永代経法要を行います。
ご先祖様に感謝し、永くご先祖様に代わり皆さまと共にありがたいお経をいただける大切な法要となりま す。
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【真夏に皆さまと共にお経をいただく法要です】
古くは江戸時代より伝わる雨乞いのための法要と言われております。
神社では雨乞いの祈祷が行われてましたが、寺院では皆が集まり一斉に念仏をしたといわれています。
この地域にだけ残る法要です。
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【ご先祖様をお迎えするお盆です】
お盆では、各御自宅にてお盆のお勤めを行っています。
8 月13 ー15 日には、個別に寺院にてお盆の法要を受け付けています。
ご先祖様や亡き人を偲び、自分自身が生かされていることを感じる大事な時期になります。
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【秋のお彼岸の法要です】
秋のお彼岸の時期には、永代経法要を行います。
ご先祖様に感謝し、永くご先祖様に代わり皆さまと共にありがたいお経をいただける大切な法要となりま す。
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【親鸞聖人のお命日の法要です】
浄土真宗にとって、報恩講は一年で一番大切な法要になります。
親鸞聖人はお生まれになり、お亡くなりになったことで、浄土真宗が生まれ、私たちが真宗というつなが りの朋友としてご縁をいただきました。
そのご縁のつながりに感謝(報恩)いたします。
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【除夜の鐘と共に一年の終わりに感謝しましょう】
12 月31 日の大晦日は、恒例の除夜の鐘をつきます。
108 つの煩悩を、鐘の音で打ち消すともいわれ、煩悩を持ったまま年を越さないようにという願いも込め られています。同日、除夜会のお勤めを行っております。
地域の集会から宿泊まで気軽にご利用ください。
研修や講座の開催場所に、葬儀や法事の会場に、ご要望に合わせて規模や形式もアレンジします。